文藝春秋の新刊 2007.5 「アンテイークのコルク栓」©大高郁子


購入したのは車谷長吉「灘の男」。なーんだ、そんなことなら早くに購入すればよかったか。「浅草色つき不良少年団」出ているはずで新刊の棚もミステリーコーナーも探したけれど見つからなかった。そういえば清水義範の「源氏物語」まだ現物を見てないのだが。どうも探し物全般、根気がなくなったようで悲しく寂しい。海野弘の本は手にとってはみたけれどもうひとつそそられ切れず(値段も高かったし)「橋本治の勝ちかな」と投げやりにため息ついて、結果的には本命どころでしょうかね。未読です、新境地が拓かれておればいいのですが。

影の形が頼もしいイラストでした

狐だか赤犬だか(目玉はキツツキみたいだが)の首と手とが動くのかなあ。まあ、でもなんにしろコルク栓とはあまり縁のない暮らし向きなもので、先月号のイラスト、渚で拾った石のほうにもっと深い愛みたいなものを感じちゃいます。
それはともかく118枚目のリーフレットですね。ふわりと10周年の区切りも過ぎてゆきそうな、そんな編集方針が好きではあるけれどちょっと物足りない。