東京するめクラブ「地球のはぐれ方」が発売の月だ

東京するめクラブ 地球のはぐれ方

いやはや、勉強になった本ですね。title連載だっけ、雑誌まだあるのかな？名古屋のディープさはこの書籍で知りました。春樹さんの旅行記ってけっこうそそられるけどギリシャやアメリカ東部にはそう行けやしないんだから、名古屋や讃岐うどん（に関する諸々も春樹さんから教わった）なんぞへの旅だったら追体験してもいいのかなと、ほんの少し思うのだけど元気がないのでよむだけでいいです。
ただし都築響一ってあまり好きな人物じゃない。

http://www.ultracyzo.com/contents.html

「珍日本紳士録」悪くはないし、都築響一の視点がきらいなわけじゃないんだが、なんというのか迫力がありすぎるのかな。あれ、ほめことばみたいだ。珍ニッポンや賃貸宇宙、すげえんだが途中でげんなりというべきですかね。昨年の「夜露死苦現代詩」、ちょっと話題になったけど、あれじゃダメなんだと当方分かっていても、迫力で敵はくるからこちらの異議をうまく伝えられない。だからたいがい空しい読書体験（多くは写真集なんだけど）で終わってしまうんだね。
するめクラブの場合、都築響一らしさを吉本・村上が消していて、だからまあコラボが大切なんですねえ。