文藝春秋の新刊 2004・11 「お豆」©大高郁子

もうお彼岸ですね。早いものというべきか、ダイアリーがちっとも進まぬというのか。朝もだいぶ明るくなってきたけれど、先日までは寒気のせいで外仕事はひどく難渋した。陽気というのはどうにも説明しがたいものではあるなあ。
父の命日は5月21日、月命日というのか、住職が仏壇に経を唱えに来る日が彼岸の中日で「大丈夫ですか」と先月確かめたのだが、まあ特に多忙でもなさそうで「その日でよろしい」と先方はいってくれました。
昨年、農家の親戚がもち米を持ってきてくれ、時々おこわを炊いたりしていたのだが、せっかくもち米があるのだ、おはぎでもつくろうじゃないかと母が小豆を買ってきた。家でおはぎを作るなんて久しぶりの気がする…って、これでお豆のエピソードじゃ、弱いんじゃないですか?