文庫チラシコレクション 2007年1月チラシの紹介 ─ハヤカワ文庫・ハヤカワコミック文庫─
早川書房の新刊案内 2007 1 一気読み必至の科学解説書 マリオ・リヴィオ 斉藤隆史訳 なぜこの方程式は解けないのか? | |
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クナイフェル&ヴェルチェク | 宇宙英雄ローダン・シリーズ 331太陽起爆装置 |
マイクル・ムアコック 井辻朱美訳 | <永遠の戦士 エルリック 6> スクレイリングの樹 |
<名作セレクション> ロバート・シェクリイ 稲葉明雄他訳 |
人間の手がまだ触れない |
高千穂遥 | ダーティペア・シリーズ5 ダーティペアの大復活 |
海猫沢めろん | 零式 |
デイヴィッド・エディングス 宇佐川晶子訳 | タムール記 1 聖騎士スパーホーク |
ロバート・ジョーダン 斉藤伯好 月岡小穂訳 |
時の車輪 竜神飛翔 2 狼の誓い |
ヤン・ユアン(鄭媛) 和泉裕子訳 | ガラスの靴 3 |
ジョン・J・ナンス 菊池よしみ訳 | 軌道離脱 |
ピーター・ラヴゼイ 山本やよい訳 | ダイヤモンド警視シリーズ 最期の声 |
ロバート・J・ランディージ編 田口俊樹他訳 | アメリカ探偵作家クラブ賞受賞 殺しのグレイティスト・ヒッツ |
ロバート・B・パーカー <石田善彦訳 | おそらくは夢を チャンドラー「大いなる眠り」続編 |
ピーター・キング 武藤崇恵訳 | グルメ探偵と幻のスパイス |
マイクル・コナリー 古沢嘉通 三角和代訳 |
チェイシング・リリー |
ハヤカワコミック文庫 吾妻ひでお |
ネオ・アズマニア 3 ぱるぷちゃんの大冒険 |
演劇文庫 26日発売 | |
5 ニール・サイモン Ⅱ 酒井洋子訳 | サンシャイン・ボーイズ |
6 テネシー・ウィリアムズ 鳴海四郎 倉橋健訳 |
ハヤカワコミックス文庫NEWS 2007 1 | |
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吾妻ひでお | ネオ・アズマニア 3 ぱるぷちゃんの大冒険 |
海猫沢めろん「零式」
前回に引き続き、購入したのは吾妻ひでお。一応3巻で終了のよう。絶版のいくつかを出してほしいのだがなあ。
書店で「零式」は見なかったなあ。見ても買わないかなあと、難しいところ。
1行紹介では以下のように
米国管理下にある改変世界の日本。特攻少女と囚われの天子をめぐる失踪と飛躍の物語
ということは、かの会田誠「ミュータント花子」を凌ぐのだろうか─って、オリジナルのミュータント花子を知らない私がいってはいけない。カラーコピーの60ページ版で400部も売れなかった作品だそうです(本物は高く売れるのかな?)し、いっそふくしま政美にでもリライトをお願いして、リアルでお下劣に仕立て直して(そんなの読みたいか?)世に問い直したいけれど、海猫沢めろんの作品はそんな下司(なわたし)の蒙を開くほどのパワーがあるのかい?近々現物を見てみたい作品。
寄り道のあとでネオ・アズマニア
※はまぞうに載り次第、画像を貼ります
しかし文庫では小さすぎて漫画を読む喜びが少ないなあ…としるして、でもやけ天もスクラップ学園も文庫で購入したんだがなあ。50歳越えたのだもの眼があれだね。いやあ、徐々に身体あちこちの限界が見えてくるようで情けない。
「あとがき」がさびしいな。「シャン・キャット」は“受ける自信があった、続ければ傑作になった、編集がばかだった”と記しているけど、あの頃の吾妻ひでおがチョッキンなみのアベレージヒッターでありえたかといえば、疑問符が残る。
もちろん吾妻ひでおにとって脂の乗り切った時代だったのだから、巧みに御せばまあ奈々子みたいにアニメになるくらいのキャラかもしれんが、しょせん吾妻ひでおは同じように消えていったでしょ、消えるのがも少し早くなった可能性も。
でも、好きです。「シャン・キャット」。なははや不気味の脇役が悪かったのかと、あとがきで分析してる作者ですが、というより、やっぱりストーリーを制御しかねてる作者がありますね。どろろんとかバニーなんか(超新星爆発寸前)当時に、読者たる私に強くシンクロしたわけだけれど、いま思うと「シャン・キャット」のコミカルギャグに惹かれはしますね。