文藝春秋の新刊2006年11月「エスプレッソ マシーン」©大高郁子

エスプレッソマシーンの使い方を知りません。パーコレーターとかサイフォンも実は使ったことがないんです。喫茶店でみてるのは好きなんだけどね。アルコールランプの焔とかぼこぼこと泡がガラス管から吹き出すところとか。

もっぱら家庭ではフィルターかメーカー。でも一時は豆をミルでがりがり轢くのを楽しみにしてました。11月のリーフレットのイラスト、銀色の濃淡が浮かび上がりかけ、でもアルミの重さも伝わるようで、無骨に描かれたサーバーの存在感が偉ぶってみえ微笑ましい。ひしゃげた矩形の影が立体を無造作に補完しているせいで、変哲のない黄土色のバックでしかないはずなのにそこに深い奥行きを錯覚させられすこし驚く。
大高郁子ホームページは以下に

http://nd-works.com/a-base.html