購入したのはクラフト・エヴィング商會 ないもの、あります

ないもの、あります (ちくま文庫)

ないもの、あります (ちくま文庫)

きらいではないクラフト・エヴィングです。でも滅多に購入にまで至らない。図書館で発見したら借りてくるくらいかな。別役実ワールドのほうが好ましいというかシンクロしやすいのでこちらとはつい疎遠に。こういうものって本当、瑣末なセンスがこちらと響きあえるかという阿吽のナントカの世界で、まあ「虫づくし」と18歳の時に出会ったわたしは別役実的センスでこうしたシェチュエイションものを選別しちゃうのでしょう。「じつは、わたくしこういうものです」はでも、別役にはまねのできない拓かれたベクトル、新しい嘘のつき方をみつけたと膝を打ち、でもそうなるとじつはわたしにはあまり興味がもてなくなるという二律背反をではどうすればいいのだろうか。