文藝春秋の新刊 2001・11 「中国雑貨」 ©大高郁子

小さな陶器製の人形を中国系お福さんではないかしらと、過去に紹介した。湯飲みカップと一緒の扱いなのか、雑貨その1・その2であるのか、もちろん現在も分かりはしない。わたしの知っている中国、お茶を飲むのにガラスのコップを使う。けっこう大目に緑茶(とはいえ日本のお茶より発酵している)葉を入れそこに熱湯を注ぐ。コップの下に沈んだ茶葉が開けば上澄みを飲み、そこにまた湯を足すみたいで。
わたしはさ、日本茶ファンなので発酵臭の強い中国緑茶はあまり好きではないですだ─龍井とか高級品でもね。逆にウーロン茶みたいな、まあ番茶感覚で飲む中国茶だったら平気でお代わりするんだけれど、残念ですが元妻(中国人)もその一家も緑茶ファンだったので、美味しい本格的なウーロン茶とかその他楽しい中国喫茶の経験はわたしにはない。